dynamic-balance
ダイナミックバランス
回転機械の振動・騒音などを抑え、
機械のパフォーマンスを向上
当社にはダイナミックバランスにおいて、高い技術と豊富な経験があります。
ポンプやファン・送付機などが回転する際に、回転体のバランシングはとても重要です。
回転体の重心が回転軸からずれていると、回転体のベアリングに大きな負荷がかかり、騒音も大きくなるといった現象につながり、加工精度に悪影響を与えます。
アンバランスとは?
回転体が回転することにより遠心力が発生します。そして遠心力は、回転速度が速い程大きくなっていきます。
回転体の重心が回転軸からずれていると、その分遠心力が大きくなるため、回転時の振れ幅も大きくなり様々な影響が出てきます。このような回転体の重心のずれをアンバランスといいます。
アンバランスによる影響
振動・騒音が大きくなる
回転体が回転する際に遠心力が大きくなり回転体は偏心を描き、回転時の振動が大きくなり、それに伴い騒音も大きくなっていきます。
加工精度の低下
加工時においても、振動が大きくなるため加工面に工具が均一にあたらなくなり、加工精度が低下します。
機械故障・寿命が短くなる
また、回転体のベアリングやエンドミルなどへの負荷が大きくなるため、機器の寿命も短くなります。最悪の場合、機械の故障にもつながります。
アンバランスの発生原因
1
回転体の回転軸まわりのローターの質量が均等に分布していない
2
回転体が回転軸に対して正確にセットされていない
3
回転体の摩耗や経年劣化によりローターの質量が不均等になった
アンバランスの解消
STEP 1
バランシングマシン(動釣合い試験機)で、回転体を実際に回転させます。回転させたことにより発生する回転振動を計測し、質量のもっとも重い(または軽い)位置とその量を計測します。
STEP 2
検出した計測データを基に、ウェイトの追加または回転体の切削加工を行い、アンバランス(不釣り合い)を慎重に微調整していきます。
STEP 3
調整後、再度試験機にて計測を行い「不釣り合い」が発生していたら再度STEP2へ。この工程を繰り返し、等級に合った許容値にします。
測定可能なバランスについて
動アンバランス
回転体が回転することにより
発生するアンバランス
静アンバランス
回転体が回転しなくても
発生するアンバランス
フィールドバランス
現地用バランサーでの現地アンバランス計測および調整
バランシングマシン型式・対応スペック(動バランス修正用)
仕 様 | NH20 | NH40 |
---|---|---|
重 量(kg) | 100 | 3,000 |
直 径(mm) | 1,000 | 3,000 |
軸 長(mm) | 1,800 | 7,500 |